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[本]ルネサンスとは何であったのか(その1)
恩師の最終講義(9/25)で、「古典を学ぶ」ことの重要性を教えられ、手に取ったのがこの本。
恩師のいう古典とは、ドラッカーやチャンドラーといった経営学の巨匠の著書のことだけれど、学部で美術史を専攻していた私としては、この本が目に入ってしまった。
決してロジカルな行動ではないと思いつつも、今ここで、ルネサンス時代を学んでおくことは、無意味なことではないと思えてきたのが、塩野氏の前書き。
私は、西欧が打ち立てた価値観が崩壊しつつある時代に生きるはめになった。中世を支配してきたキリスト教的な価値観の崩壊に立ち合ったルネサンス人と、近代を支配して来た西欧的価値観の崩壊に立ち会っている私。ならば、彼らが新しい価値観を創り上げるためにまず回帰した先が古代ローマなのだから、私も回帰し、それが何であったかを冷静に知ることが先決すると思ったのだ。
米国のサブプライム問題に端を発した金融危機によって、今まさに、日本経済も先行きが不安視されている世の中だ。
金融機関の再編成が国境を越えて行われている。
私たちの生活は、今後どうなるのか。
ルネサンスとは、「見たい、知りたい、わかりたいという欲望の爆発」であり、「キリスト教会が、一千年もの間、人々を押さえられていたからこそ、あの時代に知の爆発が起きた」のだという。
ここで前提とされるのが、既成概念に対して「なぜ?」と問うことだ。そこから、新しい価値観が生まれる。
先行きが不透明な世の中に行きている私たち。
ここで、「なぜ?」と繰り返し問い、答えを見つけ出すことに懸命になれば、キリスト教的価値観と戦い、新しい価値観を生み出したルネサンス時代が再び訪れるだろうか。
この本を手にした時を同じくして、出会ったのがこの記事。
A New Generation, Poised to Reinvent
“RenGen”の著書曰く、今日、私たちが直面している状況は、以下の2点でルネサンス期の直前との類似点があるそうだ。
- 一つの文明、文化が終わりを告げようとしている
- インターネットによって促進された創造の爆発
ここで気になるのが、もし第二次ルネサンス期が訪れるとしたら、どの場所から始まるのだろうか?ということ。
この記事で触れているように、やはり米国だろうか?
一方で、「日本頑張れ」という意見もある。
Japan’s Next Mission: Be Creative
いずれにせよ、私たちは時代の転換期にいることは確かなようだ。
これから数回に分けて、ルネサンス人がどのように新しい価値観を生み出してきたかを学んでいくことにする。
Add comment 2008年10月4日