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[本]アップルとグーグル(グーグル編)
前回はアップルを前面に出したので、今回はグーグル編。
繰り返し語っている通り、私はアップルとグーグルのファンです。
私が両社に魅力を感じるのは、テクノロジーとアートが共存していること。
ジョブズ様も以下のように言っていますし、
“This is an illustration of Apple standing in the intersection of liberal arts and technology.”
「これは、われわれがリベラル・アートとテクノロジーの接点に立つ企業であることを示している」
(出典はこちら)
グーグルに美を感じるのはこんなところ。
でも、こんなことはアップルの製品やグーグルのサイトを見れば分かること。
“なぜ、優れた製品やサービスを生み出すことが出来るのか?”を探る道のりが、私にとって楽しみでもあります。
それに応えてくれたのが、林さんの本。
世の中には、アップルやグーグルを分析している論評は鬼のようにありますが、日本語となると限られてしまいます。
特に、グーグルは、NHKが特集すれば”人々のプライバシーに忍び寄る、何だか薄気味悪い会社”な感じになってましたし、分かりやすい”美味しい無料食堂”や”ワンダーランドなオフィス”だけが取り上げられたりします。
(かく言う私も、興奮しまくりましたが•••)
梅田さんも、日本でのグーグルの理解度を十分高めてくれました。
でも、本書の特徴は、アップルとグーグルが協力したら、どんなことが起こるかについての考察がされていること。
一冊で2社を理解することができる、まさに「一度で二度美味しい」本です(^_^)
これは私の思い込みかも知れませんが、この時期にこの本で言及されている内容が、これだけブックマークされたのは本書がきっかけだと思ってます。
■iPod にカバーをつけるについて
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/hayamiz/20080425/1209091236
■Googleの理念
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://www.google.co.jp/intl/ja/corporate/tenthings.html
最後に、HBRのグーグル特集記事からの引用をしておきます。
ちょっと前まで、全ての記事が無料で読めましたが、その期間を過ぎてしまいました。
もっと早くこのエントリを書けばよかった。。。スミマセン(>_<)!!
グーグルでは、エンジニアや研究者たちが、勤務時間の20%を、自分たちの好きなことに費やすことができる「20%ルール」があることは、本書でも触れられていますが、私が注目したのは、ここ。
As one new Google engineer put it in a blog: ” This isn’t a matter of doing something in your spare time, but more of actively making time for it. Heck, I don’t have a good 20% project yet and I need one. If I don’t come up with something I’m sure it could negatively impact my review.”
20%にしろ(3Mは15%ですが)、このルールに課された厳しさにしろ、3Mと同じじゃないの?って思いませんか?
エクセレントカンパニーとして賞賛され、組織の仕組みがアカデミックの世界でも明らかにされてきた3M。
たとえ、3Mの真似だとしても、です。
どの会社も、自らの組織に移植できなかった仕組みを、自らのものにしてしまったグーグルは、やはり只者ではないと思うのです。
[本]アップルとグーグル
林さんの新刊が届きました。
今回の読書に関しては、1冊の本が出来るまでの過程に思いを馳せてしまいました。
それは、先日のパーティーで、林さんや、各出版社の企画担当者の方のスピーチで出版に至るまでのエピソードを聞いたことが大きく影響しています。
一冊の本が世の中に出るには、企画担当者の”こういうテーマの本を作りたい”という思いと、著者のスケジュールと、タイミングと、といった様々な要因がぴったりと合ってこそ出来るもの。
どんなに素晴らしい企画であっても、ポシャるものはいくらでもあるわけです。
そんな中、数多くの関門を乗り越えて世に出た本に対する思いというのは、企画担当者にとっても、著者にとっても、並々ならぬものがあるということが良く分かりました。
さて、本題の内容ですが、内容、ボリュームともに大変読みやすいです。
私が最も印象に残った箇所は、アップルもグーグルも、ユーザーからのフィードバックをもとに常に改良を繰り返しているということ。
平凡な表現ですが、その内容と質のレベルが非常に高いのです。
大げさに聞こえるかも知れませんが、ユーザーからしてみると感動すら覚えます。
グーグルがネットを通してユーザーからのフィードバックを受けるのに対して、アップルにとってのそれは直営店。
この直営店事業を展開するにあたって重要な役割を果たしたのは、実は日本人社員、福田尚久さん(現・日本通信CFO)という方です。
(話は逸れますが、パーティーでの福田さんのスピーチには熱いものを感じました•••)
なぜ、この箇所が印象に残ったかというと、最近、直営店にあるジーニアスバー(ネット予約制のサポートデスク。とっても感じの良いお兄さんお姉さんが優しく問題解決してくれます)でお世話になったから。
ここには本当に様々なレベルのユーザーが訪れていました。
年季の入ったiBook G4を持ち込み、「そんな簡単に済ませないで下さいよ(怒)!!私は出来る限りこれを長く使いたいんですよ」と熱くなる人。これも愛ゆえ。
電源コードのランプが赤く点灯していることを不思議に感じて訪れた70代くらいのご老人。(アップルユーザーの子供に買わされたか?!)
“充電中は赤くなって、完了すると緑になるんですよ”と優しく回答されていました(^_^)
こうした多岐に渡るユーザーの情報が、本社にフィードバックされて更なる優れた商品が生み出されるんだろうなぁと実感しました。
↓ランプはこちら。
ちなみに、これはMagsafeといって、磁石でくっついています。
だから、コードに足をひかっけてもポロリと外れるだけなので、本体、人間、ともに支障はありません。
これも、アップルの優しさ。
ユーザーを大切に思ってくれていることが、目に見えて実感できる製品には、愛着を感じずにはいられません。
やっぱり、好きだな。アップル。
chaos by design @ Google
岡田先生が企業戦略についての記事を掲載している。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/watcher/okada/index.html
何人かにアナウンスしたまま、自分はすっかり忘れていたのだけれど、こちらのブログで再び思い出した。
曰く、岡田先生の一番最後の締めの文章に対して、「Googleではカオスは起きているのではないか」と言う。
「2000名のエンジニア組織で,ここまでの裁量を与えてカオス(混沌)が生じないのは一体なぜなのか。」
http://d.hatena.ne.jp/rintaromasuda/20070128/1169950954
私も、カオスは生じているのだと思う。
だからといって、岡田先生が間違っているというわけではなく、これは私の推測だけど、次回の記事では、「Google内でのchaosは、いかにdesignされたものであるか」ということが詳細に説明されるのではないだろうか。
そう思う理由は2つ。
■Fortuneの記事”chaos @ Google”
このGoogle特集記事号は、ちょうどボストンに滞在していたので、買って持っていたのと、タイムリーに中島さんのブログでも紹介されていた。
http://satoshi.blogs.com/life/2006/10/googlestructure.html
イノベーションを起こすには、カオス状態と構造化された状態の間にあることがよく、それが今のGoogle、とのこと。
■3Mのケース@組織戦略論(消費者行動の裏番組)
それで思い出したのだけれど、同じ理論を3Mでも使っていたなぁ、と。
organization⇔entrepreneur
order⇔disorder(chaos)
この間のバランスが重要であると。
野中郁次郎先生の「知識創造論」でいうと、orderを壊す仕組み、「ゆらぎ」ですね。
で、最後に思ったことも2つ。
■切り取られた文章は一人歩きする
先の文章で締めたのは、岡田先生の意図なのか、編集者が勝手にそこで切ったのか分からないけれど、読者が誤解するのも無理ないな、と思う。
(とか言って、本当に次回もカオスは生じない、という論調だったらどうしよう・・・)
話は飛ぶけれど、「女性は機械」発言にしても、そこだけ切り取られて批判されているような。まあ、誤解を招く発言をすること自体、大臣として失格とも言えますが。
■エクセレントカンパニーは3MからGoogleへ
イノベーションを生み出す組織の代表格は、3Mだった。
それが今やGoogleなのか・・・としみじみ。
でも、今やGoogleではなくて○○○なのか・・・と思う日も来るんだろうな〜と考えるとワクワク(^_^)
またもやGoogleにうっとり♪
今日はモーツァルトの誕生日だそうな。
http://www.google.co.jp/
何気なくGoogleを利用しようと思ってサイトにアクセスした瞬間、こういうものを見せられると思わず”うっとり”してしまう。
今日は、卒業アルバムの見積もりのため、神田にあるボート部OBの印刷所を訪問。
神田には、有名な喫茶店”ショパン”というお店がある。
OB曰く、「”ショパン”より美味しい珈琲が飲めるところがある」というので、”高山珈琲店”というところに行ってきた。
OBは、ショパンに対抗して勝手に”モーツァルト”と名づけているらしい。
ここは、ショパンとは比べ物にならないほど新しいお店だが、雰囲気はとってもいい。
高山珈琲店、別名”モーツァルト”、おススメです。
「高山珈琲店」
千代田区神田須田町1−12
Googleの美学
一瞬、文字化けかと思った。
http://www.google.co.jp/
でも、違う。
点字でGoogleと書いてあるのだ。
その点字部分にポインターを当ててみよう。
“Happy Birthday Louis Braille!”と出てくると思う。
ルイ・ブライユとは、点字の考案者とのこと。
私は、Googleのこういった美しい気の利かせ方が大好きだ。
こどもの日、母の日、クリスマスシーズン、新年のロゴのデザインをいつも楽しみにしている。
http://www.google.com/holidaylogos.html
そういえば、視覚障害者の方のボート教室は8日からだ。
いけない。すっかり忘れるところだった。
Googleのロゴデザイナーに感謝。

