[本]アップルとグーグル(グーグル編)
2008年4月29日
前回はアップルを前面に出したので、今回はグーグル編。
繰り返し語っている通り、私はアップルとグーグルのファンです。
私が両社に魅力を感じるのは、テクノロジーとアートが共存していること。
ジョブズ様も以下のように言っていますし、
“This is an illustration of Apple standing in the intersection of liberal arts and technology.”
「これは、われわれがリベラル・アートとテクノロジーの接点に立つ企業であることを示している」
(出典はこちら)
グーグルに美を感じるのはこんなところ。
でも、こんなことはアップルの製品やグーグルのサイトを見れば分かること。
“なぜ、優れた製品やサービスを生み出すことが出来るのか?”を探る道のりが、私にとって楽しみでもあります。
それに応えてくれたのが、林さんの本。
世の中には、アップルやグーグルを分析している論評は鬼のようにありますが、日本語となると限られてしまいます。
特に、グーグルは、NHKが特集すれば”人々のプライバシーに忍び寄る、何だか薄気味悪い会社”な感じになってましたし、分かりやすい”美味しい無料食堂”や”ワンダーランドなオフィス”だけが取り上げられたりします。
(かく言う私も、興奮しまくりましたが•••)
梅田さんも、日本でのグーグルの理解度を十分高めてくれました。
でも、本書の特徴は、アップルとグーグルが協力したら、どんなことが起こるかについての考察がされていること。
一冊で2社を理解することができる、まさに「一度で二度美味しい」本です(^_^)
これは私の思い込みかも知れませんが、この時期にこの本で言及されている内容が、これだけブックマークされたのは本書がきっかけだと思ってます。
■iPod にカバーをつけるについて
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/hayamiz/20080425/1209091236
■Googleの理念
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://www.google.co.jp/intl/ja/corporate/tenthings.html
最後に、HBRのグーグル特集記事からの引用をしておきます。
ちょっと前まで、全ての記事が無料で読めましたが、その期間を過ぎてしまいました。
もっと早くこのエントリを書けばよかった。。。スミマセン(>_<)!!
グーグルでは、エンジニアや研究者たちが、勤務時間の20%を、自分たちの好きなことに費やすことができる「20%ルール」があることは、本書でも触れられていますが、私が注目したのは、ここ。
As one new Google engineer put it in a blog: ” This isn’t a matter of doing something in your spare time, but more of actively making time for it. Heck, I don’t have a good 20% project yet and I need one. If I don’t come up with something I’m sure it could negatively impact my review.”
20%にしろ(3Mは15%ですが)、このルールに課された厳しさにしろ、3Mと同じじゃないの?って思いませんか?
エクセレントカンパニーとして賞賛され、組織の仕組みがアカデミックの世界でも明らかにされてきた3M。
たとえ、3Mの真似だとしても、です。
どの会社も、自らの組織に移植できなかった仕組みを、自らのものにしてしまったグーグルは、やはり只者ではないと思うのです。
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